めも。

長文ツイートの墓場みたいな感じ。

「シャニダールの花」

 

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※ネタバレってほどでもないですがとりあえず今後鑑賞予定の方はご注意ください
※大したこと書いてません




 




それまでの話すべてラストのワンシーンのためにある。そんな感じでした。

全編通してお耽美系少女漫画でした。良くも悪くも。
詰めがなー甘いんだよなー。
だってそんだけ金払っといて安全なわけないし大瀧と美月の関係が急展開すぎてハテナばかりだし

おもしろかったのは狂気と正気の境目の曖昧さと平凡さ。
この場合のスイッチは花で、それは最後の方では日常の中にあって、人は知らず知らずのうちに浸食されて気がついたらあちら側(この映画に関して言えばあの、一本道のモノクロの場面)にいる。
その日常の曖昧さ不安定さが個人的には好きな感覚だった。

綾野くんの狂うか狂わないかの繊細なラインは極上
やっぱりストレートにイケメンな役よりこういうちょっとおかしい感じの方がいいなー

というわけでどちらかというと女性向け、男性にはいまいち好まれないかなーという雰囲気の映画でした。