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めも。

長文ツイートの墓場みたいな感じ。

極上文學シリーズ 朗読劇ドグラマグラ

舞台

原作途中読み。


 



紀伊国屋ホールS列12番
はじめましての劇場。席のすわりが悪くて腰が痛くなりました。


劇場の構造的なものだと思うのだけど客席から見たステージがホールの大きさに対して小さく見えて、ステージを見ているというよりもスクリーンか紙芝居を見ているような感じだった。しかもステージの高さが客席とほぼ変わらなかったというのもあって、芝居小屋のようなちょうどいいアングラ感も出ていた。

“朗読劇”となっていたので、てっきりシンプルな板といすに座った役者っていう画を想像していたのだけどがっつりセットを組んであったし役者もおもいっきり動くしでメインキャストが本を持っていることが通常のストレートプレイと違うだけの演劇といった感じでした。
セットがまたかわいくて、病室をあらわしたセットが下手側に、正木博士の研究室をあらわしたセットが上手側に、そして中央に回転盤と扉があったのだけど、上手のセットが特にかわいかった。でかい本が階段になっていて、レトロなテーブルとガラスの扉のついた本棚がつくってあって、ごちゃごちゃした雰囲気がほんっとうにかわいかった。
そういえばセットのつくり?配置?がライチとほぼ一緒だったなあ。

それとバラの花びらをたくさん使っていたり、映像でもバラのモチーフをつかっていたり、けっこう直接的だったなあ。
終盤で正木博士の遺言書にかぶっているほこりを花びらであらわしていたんだけど、青年役の玉城くんがふって息を吹きかけたら真っ赤なバラの花びらが舞って、それに驚いてうわってする彼がとてもとてもお耽美ですばらしかった。


玉城くんはほんとうにほんとうにきれいなお顔で、あのお顔にあのひっくいお声っていうのがとっても現実離れしていて、それがまた狂気的でよかった。わたしは他に彼をライチのジャイボちゃんしか知らないんだけど、ジャイボちゃんといい今回の青年といい、頭おかしい彼しか見たことがないなあ。発声的にはよくないのかもしれないけど、搾り出すような掠れた声もいいし、甘えたような、子供にかえったみたいな声もいい。あと子供にかえったような話し方をするときに、彼目の焦点があってないような表情をするんだよなあ。オペラグラスを持っていくのを忘れていたので、実際どうだったのかはわからないんだけど。
それとモヨ子役の桑野くん。どっからどう見ても女の子だった。衣装がけっこう裾たっぷりのドレスだったんだけど、それの扱い方も完璧だったし。最初声が男の子で違和感かなあと思ってたんだけど、それが途中から全然気にならなくなったからすごいなあって。
若林先生役のキメ様は見るまでは若すぎじゃないか?って思ってたんだけど、見てみたらそんなことなかった。若林先生と正木博士は同い年なんだけど、きちんと同年代に見えた。ただ話し方なのかな、ちょっとキザっぽいというか、そういうのこそばゆかったけど。
正木博士役の酒井敏也さんはもうさすがとしか言いようがなかった。THE ALUCARD SHOWでぐずぐずと堕ちていくウォルターを見てすごいな、と思ったのだけど今回もすごかった。正気と狂気の間をゆらゆらしながら、でも確実に狂気の方向にふれていくそれが。ただまあ克舌は、まあ、うん(笑)


そういえば音楽、後ろでシンセ?かなんか弾いてたのわたし途中まで知らなかったんだけどおもしろかった!けっこうトリッキーな音楽だったんだけど、演者に合わせて後ろでおじいさんが演奏してて新鮮だった。




とまあ休憩なしの2時間、1回のみの観劇だとこの程度の感想しかありません。
お話がわかりにくいせいもあって、原作で読んだとこまでは展開がよめたんだけど、まだ追いついてないとこは頭にクエスチョンマーク浮かべながら必死についていっていたのでそっちに頭がいってしまっていた感は否めません。